スポーツカーを新車で購入する機会がどんどん減っているご時世において、いまだその機会を提供し続けようと努力してくれる自動車メーカーの存在は非常にありがたいと感じます。
トヨタとSUBARUが共同開発した86&BRZの二代目が発売されてから早2年
アプライドC型の受注が開始したとの情報を聞きつけた私は、人生で初めてのスポーツカーをこの車に決めました。
アプライドC型からの変更点
私が購入したのはアプライドC型のRグレードです。
基本装備は公式HPを見ていただくとして、ここではC型から変更となったポイントに絞ってご紹介します。
MT車にもアイサイト搭載
初めに書かなくてはならないのはやはりこれでしょう。
MT車にもアイサイトが搭載されました。
プリクラッシュブレーキは完全停止まで作動するとのこと
お世話になりたい機能ではありませんが、万が一を考えるとありがたい。
いわゆるAEB装置(衝突被害軽減ブレーキ)に該当するので、任意保険料の割引も受けられます。
クルーズコントロールは作動にMT特有の条件があるようです。
一般道ではあまり活躍しなさそうなので、高速道路専用の機能として割り切ったほうがよさそうです。
作動条件はこちらの記事に詳しくまとめられていましたので紹介しておきます。
そしてここで触れておきたいのは、MT車にアイサイトの搭載が可能になったことで、衝突被害軽減ブレーキの搭載義務化への対応ができたと考えられるので、他車種のMT設定も復活するかも?ということですね。
Rグレードでも「シートヒーター」がメーカーオプションで選択可能に
これもうれしい人が多いのではないでしょうか?
B型までシートヒーターは上位グレードであるSグレードの標準装備のみという扱いでしたが、C型からはRグレードもメーカーオプションで追加可能です。
「豪華な装備は要らないけど、お尻が寒いのは嫌」という人には朗報ですね。
メーカーオプションなので後付けできず、注文時に決めておく必要があります。
私が注文した当時で税込み33,000円でした。
ちなみにヒーターのスイッチはセンターコンソールに設置されますが、オプションをつけない場合はこのスイッチ部分がコインホルダーになります。どうしてもコインホルダーが欲しい人は注意です。
私は33,000円をケチってコインホルダーがどうしても欲しかったので、シートヒーターはつけませんでした。
値上がり
これはもう仕方ないですね。
MT車はB型から20万円くらいの値上がりです。
アイサイトも搭載されたし・・・
と思っていたんですが、元からアイサイトが搭載されていたAT車もC型で10万円くらい値上がりしていたので、どうやら安全装備代だけが理由ではなさそうです。
人生で初めてのスポーツカーにBRZを選んだ理由とは?
メインで乗る1台|後席があるのはありがたい
BRZ(GR86)を検討するうえで必ずと言っていいほど比較の対象にあがるのがマツダのロードスター
新車で買える同価格帯のMTスポーツカーとしてはこちらも捨てがたい。
しかし、今回はセカンドカーとしてではなくメインカーとしての購入。
普段の買い物や旅行にも使用するとなれば、ある程度の積載性も欲しい。
そう考えるとBRZは、トランクも約231Lとそこそこの積載量があり、いざという時には後席にも人が乗れる(快適とは言っていない)という、普段使いにも対応できる「ちょうどよさ」が備わっていると感じました。
GR86ではなくBRZ?
これはぶっちゃけどっちでもよかったです。
これまでSUBARU車もトヨタ車も所有したことがなかったので、特段どちらのメーカーにも思い入れはありませんし、モータージャーナリストの方々がいうような味付けの違いも「正直よくわからん」という感じでした。
(ちなみに注文までの試乗体験としては、レンタカーでGR86に1回、試乗車でBRZに1回乗りました。そんなんじゃよくわからんです。)
しいていうならBRZの方が「顔」が好みで、納期もこちらのほうが短かったので自然とBRZを選ぶ形になりました。