SUBARU BRZが納車されてから半年が経過しました。購入をきっかけに開始したブログですので、節目のレビュー的なものは簡単にでも書いていこうと思っています。筆者はクルマに関する知識は乏しい普通の会社員ですので、当記事は素人が所有してみた感想としてお読みいただければと思います。
これまでを振り返ってみる
2023年の12月に納車されてから7月までの走行距離は6,251kmでした。
はじめてのスポーツカーとして購入したBRZですが、主に日常の足として使っているような状況です。
見知らぬ土地に一人でロングドライブにでも出かけたいところですが、仕事やプライベートがなんやかんやで忙しく、なかなか実現していません。ようやく落ち着いてきたと思った矢先、追突されて3週間も修理に出すハメに・・・。
まだまだこのクルマを味わいきれてはいませんが、それでも6,000kmも走ればクルマもドライバーも「馴染んできたな」というのは感じます。
カスタムパーツやドレスアップパーツは、まだ記事にできていないものも含めてちょくちょく購入しています。その内記事にしますので、今しばらくお待ちください。
スバルBRZの良いところ
街乗りしやすいクルマ
ロングドライブに行けていないので、街乗りの感想しか出てこないところがなんとも残念ではありますが、それはそれとして街乗りは非常に快適です。
低速トルクがしっかり効くので、走り出しの加速感へのストレスも少なく、発進が多少雑でもエンストせずに走り出すことが可能です。
また、以前のレビューでも記載したとおり、前方の視界が非常に広く設計されているため走行時の安全確認もストレスなく実施できます。
安全確認がスムーズに行えるというのは快適に街乗りするためには必須ですからね。
ヘッドライトのステアリング連動が便利
SUBARU BRZ ( ZD8 ) のヘッドライトは、ハンドルの操作に連動して照らす方向を調整する機能が標準で備わっています。ハンドルを左に切るとライトも左を照らしてくれるといった感じ。
これは歩行者や自転車を早期に発見することができ、非常に便利な機能だと感じました。筆者の自宅近くは道がグネグネした住宅街なので、より効果を実感することができました。
スポーツカーを購入される層の中には、電子制御の介入を嫌う方もいらっしゃるでしょうから、万人にとって良い装備かどうかはまた別の話ではありますが、とはいえ日常の運転でも恩恵を受けられるという点では、非常にパフォーマンスの高い装備だと思います。
内装は安っぽい?
BRZとGR86が世に出されてから、ネット上では「内装が安っぽい」という意見をチラホラ見かけるようになりました。これは別に間違ってはいなくて、各社のフラッグシップモデルのクルマと比べると、全体的な内装の質感はワンランクダウンしているという印象を受けます。
しかし押さえるべきところはキッチリ押さえられていて、ドライバーの手が触れる部分や目に入る部分の質感はしっかりと担保されています。特にドライバーが最も長時間触れることになるステアリングの質感は非常に高く、いつまでも握っていたくなります。
確かに全体的には高級車には及ばないかもしれませんが、300万円代という価格を実現するためにコストカットが必須と考えれば、コストカット箇所の選定は理にかなっているなと感じました。
ちょっと気になるところ
燃料タンクの容量はもう少し欲しい
SUBARU BRZの燃料タンクの容量は50Lです。これは正直もう少しあった方が良いかなと思いました。
車体の軽量化のためにルーフやボンネットをアルミ製に変えちゃうような人たちが作った車ですから、野暮なことを言っている自覚はあるのですが、それでも航続距離が短いといろいろ不便じゃないですか。
筆者の体感でこのクルマの燃費はおおよそ10km/Lくらいですので、500km走らないうちに給油しなければならないことになります。給油頻度が高くなると単純に面倒ですし、例えば東京から大阪まで高速道路で行こうと思うと約490kmなので、高速に乗る前に満タンにしても、途中のサービスエリアの割高なガソリンスタンドで給油しなければならない可能性が高いです。
日産のフェアレディZ(Z34型)は2022年以降のモデルで62L、それ以前のモデルだと72Lもあるそうでなんとも羨ましい限りです。
バックの音が大きい
後退時の音量が少し大きいと感じました。納車当初から「音デカいな…」と思っていたんですが、先日代車で乗ったインプレッサの後退音がちょうどいい感じの音量だったので、最近余計に気になるようになりました。
ユーザーが変更できる設定項目にも、ディーラーで変更できる項目にも後退音の音量調整はなさそうで、なんだかなあと。
そもそもスバル車の後退音ってだいぶクセ強な音してるんですよね。だいたいのクルマって「ピーピー」みたいな感じじゃないんでしょうか。以前乗っていたアテンザワゴンなんて無音だったのに(それはそれでどうかと思いますが)
不便だったがほとんど解決したこと
夜間の運転が眩しい問題
BRZは着座位置が低く、対向車のライトが眩しかったり、後続車のヘッドライトがルームミラーやサイドミラーに反射して眩しい、というのが割と深刻な悩みのタネでした。
後続車からのライトについては、ルームミラー、サイドミラーを以前の記事で紹介した防眩効果のある社外品に交換することにより、ほとんど解決しました。
けれど、まだ対向車のライトが眩しい問題は解決していません。調べてみるとなにやら「夜用サングラス」なるものがあるらしい。試してみる価値はありそうです。
オートライトがイマイチな問題
オートライトの義務化に対応したことで、走行中のヘッドライトON/OFF切り替えはお任せになりました。
しかしON/OFF切り替えの挙動が少々イマイチで、特にトンネルなどの暗いところから明るいところに出た際の消灯が非常に遅い。
明るいところでもナビがずっと夜画面のままなので「うっとおしいよ!」と思っていたら、ナビの設定変更で解決してしまいました。詳しくは以前の記事で紹介しています。
ドリンクホルダーが使いにくい問題
純正のドリンクホルダーが使いにくい問題には、カーメイトのドリンクホルダーを増設することで対応しました。
デザインが内装に馴染んでいて、機能性も高いので気に入っています。
助手席に人が座る場合はだいぶ邪魔になるので、ワンタッチで取り外せる仕組みになっているのもGood。
まとめ
今回の記事では、BRZに半年乗った筆者の感想を書いてみました。
BRZは最新の安全装備を備えつつ、スポーツカーの楽しさを味わえるので、初めてのスポーツカーにもおすすめです。
スポーツカーなりの不便な点は多少ありつつも、改善するためにいろんなアイテムを試してみることも醍醐味の一つかなと思います。なによりGR86と兄弟車ですから専用のアフターパーツがたくさん展開されているのも魅力的ですね。
マニュアルのスポーツカーのラインナップはどんどん少なくなっている状況。新車で乗れるのは今のうちかもしれません。購入を検討している人にはぜひ試乗してみてほしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!