不満
二代目BRZとGR86のレビューを眺めていると、しばしば取り上げられる、ある「問題」があります。それはオートライトの感度設定がイマイチだということです。
どうイマイチかというと、一つは感度が高すぎること、日中でも建物などのちょっとした影でライトがついたり消えたりします。二つ目は消灯が遅いこと。暗いところから明るいところに出たとき、なかなか消えてくれません。
日中に運転していると、わずかな影でライトがON/OFFするので、それに連動してナビの画面が昼画面と夜画面に頻繁に切り替わります。またトンネルから明るいところに出てもライトが消えるのが遅いので、かなり長い距離を黒い夜画面のまま走行するハメになります。
保安基準の改正により、2020年4月以降に発売される新型車は、走行中にオートライト機能をオフにすることができません。BRZ/GR86のオーナーたちはディーラーで感度の調整をしてもらったり、オートライトのセンサーにカバーをつけたりして、改善を試みているようです。
ナビの設定をいじってみる
一般的な設定だと、カーナビの画面はライトのON/OFFにあわせて昼画面と夜画面を切り替える設定になっていると思います。
私が使っているケンウッドの彩速ナビ(MDV-910HDL)は設定項目に「ディマー」という項目があります。これは、昼/夜画面の切り替え方法を変更する項目で、昼画面固定、夜画面固定、イルミ連動、時刻連動を選択することができます。購入時はイルミ連動に設定されているので、ヘッドライトのON/OFFにあわせて昼/夜が切り替わるのですが、これを時刻連動に変更することで、日中のヘッドライトON時に、ナビ画面が夜画面に切り替わることがなくなります。
「じゃあトンネル入ったときに眩しいやんけ」と思われた方も大丈夫。時刻連動時は夜画面に切り替わらなくなるだけで、ヘッドライトON時は昼画面の輝度が下がり暗くなります。
今回はケンウッドのナビの設定をご紹介しましたが、他のメーカーのナビを使用されている方は同様の設定があるかどうか確認してみてください。