DIYでドライブレコーダーを取り付けする際、カメラをどこに設置するか悩ましいですよね。
ついつい撮影時の画角ばかりに気を取られてしまいがちですが、本当に気を付けるべきはそこではありません。
この記事では、スバル車にドライブレコーダーをDIY取り付けしたいと思っている方向けに、最低限押さえておくべき注意点をシェアします。
フロントガラスへ貼り付けが可能なものは制限されている
フロントガラスへの貼付物は「道路運送車両の保安基準(第29条)」および各細目告示で厳格に制限されていて、違反すると車検に通らなくなってしまいます。(参照:国土交通省)
ドライブレコーダーに関しては「細目告示第39条」に「道路及び交通状況に係る情報の入手のためのカメラ」として、貼り付けが認められています。
また、SUBARU車特有の事情として、社外品の取り付けは、アイサイトの動作に影響が出る可能性があるため、メーカー側も推奨していないようです。
社外品の取り付けは自己責任で行う必要があります。
注意点は2つ
アイサイト搭載車へドライブレコーダーをDIY取り付けする際の注意点です。
車両ごとに定められた取り付け禁止エリアを避ける
スバル車には車両ごとに、フロントガラスへの貼付物の取り付け禁止エリアが定められています。
これを守らないと、アイサイトのステレオカメラの視野に影響し、アイサイトが正常に動作しない可能性があるので必ず守りましょう。
せっかく安全設備が搭載されているスバル車を購入したのに、その恩恵を受けられないのは非常にもったいないですよね。
特にDIYでドライブレコーダーを取り付ける際は、必ずご自身で取り付け禁止エリアを確認する必要があります。
禁止エリアの確認方法
禁止エリアの確認方法です。
意外と見落としがちですが、取り付け禁止エリアについては取扱説明書の「EyeSight について」に記載されています。
何車種か確認してみましたが、車両ごとに微妙にエリアが違うので、必ず自分が乗っている車種・型式のものを確認しましょう。
ただし、厳密な距離が記載されていないので、ギリギリを攻めるのは避け、余裕をもって取り付けるほうが良いでしょう。
不安な場合は販売店に相談してみるのも良いかもしれません。
余談:ルームミラーの裏側への取り付けについて
BRZとレヴォーグの取扱説明書を眺めていて気付いたことですが、ルームミラーの裏側への取り付けも、車種によって可否があるようです。
レヴォーグVNの禁止エリア
レヴォーグVNの取り付け禁止エリア。ルームミラーにもグレーがかかっている。
BRZ ZD8の禁止エリア
こちらはSUBARU BRZ ZD8の取り付け禁止エリア。
ルームミラーにグレーがかかっていないので、裏側への取り付けが可能
取り付けエリアを守って安全なカーライフを
クルマのDIYカスタムは工賃を抑えられたり、クルマへの理解が深まったりとメリットもある一方、すべて自己責任であることや場合によっては安全性に支障がでることがデメリットでもあります。
スバルのクルマは最先端の安全装備が充実していて、それらの機能を損なうのは非常にもったいないです。
取り付けエリアを守って安全なカーライフを送りましょう。