後続車のライトが眩しい問題を解消するため、SUBARU BRZのドアミラーをTSLのマルチファンクションブルーミラーに交換しました。特徴や取り付けた感想をレビューします。
一般的に純正ミラーのカラーを変更する製品は3種類くらいあって、個人の偏見としては以下のような特徴があると思っています。
種類 | 費用の傾向 | メリット・デメリット |
---|---|---|
純正ミラーの上からフィルムを貼るタイプ | 安い | ・安い ・あんまりかっこよくない ・貼り付け失敗すると終わる ・ミラーヒーターが使えない |
純正ミラーの上からミラーを両面テープで貼るタイプ | 中間 | ・ミラーヒーターが使えない ・後付け感がある |
純正ミラーと交換するタイプ | 高い | ・高い ・純正を取り外す分、作業難易度アップ ・後付け感があまりない |
TSL マルチファンクションブルーミラーの特長
今回導入したのがTSLというメーカーのマルチファンクションブルーミラー。
以下は公式サイトからの引用です。BRZ/GR86だけでなく、いろいろな車種の専用設計品を展開しているようです。
製品の特徴は、BSM内蔵ブルーワイドミラー内にウインカー機能付きのLEDを配置し、右左折時に後方から接近するバイクや自転車・歩行者に自車の挙動を認知させやすくなるなど、
安心・安全機能を重視して開発されたドレスアップ商品です。鏡面にはブルー多層膜コートを施し親水効果と防眩効果により雨天時の視認性を向上させます。
取付面には純正と同形状の樹脂バックプレートを採用する事により装着性と脱落防止性を確保しており、多機能なミラーとなります。ミラーヒーターも標準内蔵されてますので、純正ミラー機能を一切損なうことがないハイクオリティーな製品です。
https://net-tsl.com/mfb-mirror/
MFBミラーオリジナルステッカー入り。
注意;BSMが装着されている車種用専用になりますのでご注意ください。
(BSMはカプラーオンで装着可能です。)
BRZとGR86は純正ミラー内にウインカー機能は搭載されていないので、こちらの製品にもウインカーLEDは搭載されません。ミラーヒーターは内臓されています。
デザイン
車種専用だけあって形状は純正品とほぼ変わりません。純正ミラーが無色なのに対し、こちらはスポーティなブルーのカラーとなっています。あと細かいところを言うと、純正はフチが樹脂のフレームで囲われているのに対し、MFBミラーはフレームレス。この細かな違いもスポーティさの演出に一役買っています。
実用性とドレスアップ効果が一度に
ブルーのミラーはスポーティでかっこいい。でも、ブルーにするだけならわざわざ高いコストをかけて純正交換タイプのミラーを選択しません。MFBミラーにはドレスアップ効果だけではない実用的な機能が備わっています。
SUBARU BRZを購入してから最も苦労している点があるとすれば、それは夜間の運転です。普段使いでも使用している以上は避けられないわけですが、何にそんなに苦労しているのかというと、後続車のヘッドライトが眩しいということです。
BRZのような車高が低いクルマの宿命ではありますが、後続車のヘッドライトの光がサイドミラーとルームミラーに反射してドライバーの視界に流れ込んできます。非常にストレスで、実際めっちゃ目に悪いと思う。
MFBミラーに備わっている防眩効果は確かなもので、筆者はこのミラーに交換してからは後続車のヘッドライトの眩しさに悩まされることはなくなりました。夜間のドライブが非常に快適になってうれしかったです。
ちなみにルームミラーの防眩対策は以下の記事で紹介しています。
またMFBミラーは純正のミラーヒーターが流用できる点も実用的です。気づいていない人もいるかもしれませんが、純正品にはミラーヒーターが内臓されているんですよね。
ミラーヒーターはミラー内部に熱線を内蔵し、温度を高めることで雪や雨滴の付着を防ぐ装置で、良好な視界を確保するためには重要な機能です。
MFBミラーは純正品を取り外した後のカプラーをそのまま取り付けることで、ミラーヒーターを使用することができ、親水効果とあわせて非常にクリアな視認性を保ってくれます。個人的には、ミラーヒーターが流用できないために視認性が低下するのは致命的であると考えていて、多少コストが高くても純正交換タイプを選択する理由はここにあります。
取り付けの注意点
TSL MFBミラーは、純正ミラーよりも視野角が少々ワイドに設計されています。より広範囲を視認できるというメリットがある一方で、対象物が小さく映って見づらい場合があったり、単純に純正と見え方が変わって違和感が出る可能性はあります。慣れの部分もあるでしょうが、購入する場合は注意認識しておいた方がよさそうです。筆者はそこまで気になりませんでしたが。
また、個体差かもしれませんが純正ミラーを取り外す際、筆者のBRZはカプラーが異様に固くはめ込まれていて、取り外す際に純正ミラーが破損してしまいました。まあ、工具が手元にない中で無理やり素手で外そうとしたことも原因だと思いますので、皆さんが作業される際はラジオペンチを使用されるのが良いでしょう。